2021年6月21日 17時12分
東京・池袋で2019年、乗用車に母子がはねられ死亡した事故について、旧通産省工業技術院元院長・飯塚幸三被告=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪で公判中=が運転していたハイブリッド車「プリウス」を生産したトヨタ自動車が21日、報道各社にコメントを出した。
全文は以下の通り。
「今回の事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、おけがをされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げます」
「私たちは、クルマが安全であることはもちろん、お客様が心から安心してクルマをお使いいただけることが大切であると常日頃から考えております」
「本件の被告人が、裁判の中で、本件の車両に技術的な欠陥があると主張されていますが、当局要請に基づく調査協力の結果、車両に異常や技術的な問題は認められませんでした」
「自分たちが製造したクルマが関わった事故により、大切な命とご遺族の方々の幸せな日常までもが一瞬で失われたという事実から決して目を背けることなく、こうした悲しい事故がなくなるよう、今後とも安全で安心なクルマの開発に全身全霊をかけて取り組んでまいります」
「トヨタは、重大な事故や事案などの発生時、当局からの要請の他、お客様からのお申し出に対し、きちんと車両の技術面を調査するための仕組みをすでに運用しております。今後もしっかり対応してまいりたいと思います」
「これからも皆様に安心してお乗りいただきたいとの思いも含め、クルマ社会に関わる全ての皆様と一緒になり、安全で安心に暮らすことができるクルマ社会の実現に向けて、引き続きあらゆる努力を続けてまいります」(千葉卓朗)
検察「アクセルと踏み間違えたのでは?」
飯塚様「ブレーキを踏んだのに加速する不具合があった」
検察「ブレーキランプ点いてなかったみたいだけど?」
飯塚様「ブレーキランプが点かない不具合があった」
検察「レコーダーの記録によるとアクセル踏んでたみたいだけど?」
飯塚様「レコーダーでアクセルとブレーキを取り違える電子部品の不具合があった」
検察「車を確認したけどそんな不具合なかったけど?」
飯塚様「車の再起動で全部直った」
裁判官「飯塚先生、電子部品の故障を証明できますか?」
飯塚様「…」
飯塚様「アクセルが貼り付いた、目で見たから間違いない」
検察「ドラレコでも踏み間違えっぽいけど?」
飯塚様「映像が書き換えられてる」
ひたすら言い訳して証拠出せ言うて死ぬまで逃げ切る気やな
松永さんが「あなたはブレーキを踏んだのは絶対に正しいと認識していますか」と尋ねると、飯塚被告は「はい」と即答した。
さらに松永さんが「電子制御のアクセルとブレーキが同時に壊れたから発生したという主張だと理解してよいですか」と尋ねると、飯塚被告は4秒沈黙した後、「電子制御は時々、不具合が起こることがあって、私どもも経験をよくすることですけど、再起動すると元に戻って正常に機能することがある。そのような事例ではないかと思っています」と述べ、警察による事故後の調査で不具合が見つからなかったことと矛盾しないという趣旨の主張をした。
残りの寿命考えろよ